2005年09月25日

ALWAYS 三丁目の夕日

日本のVFX界は山崎貴がなんとかしてくれる

映画館でチラシを見て、映画の内容と監督とがぜんぜん結びつかなかった。
原作の「三丁目の夕日」といえば、西岸良平がビックコミックオリジナルで連載している、古き良き日本を舞台としたほのぼのとしたアットホームなマンガである。

そんなマンガを原作とする映画に、「ジュブナイル」や「リターナー」といったVFXバリバリの映画を手掛ける山崎貴がなぜに…と、だれもが疑問符を頭に抱えただろう。

しかし、予告編の映像で現れる建設中の東京タワーという意外な代物を目にしたとき、怪獣映画ゴジラの出現にも似た驚きを感じた。

山崎貴はこの映画で昭和33年の完成を間近に控えた東京タワーの袂の、東京の下町を完全再現してしまおうとしたのである。そして、それはおそらく成功したと思う。

今回の出演陣もかなり良い配役となっている。
特に、少年少女の顔がかなりよい。昭和30年代という時代を背景描写だけでなく人間たちもきちんと描ききっていると思う。もたいまさこもいいすね。吉岡も変な作りこみしてるけど案外いいと思う、彼だけに。堤真一も薬師丸ひろ子もきちんと脇を固めてます。

まあ予告編だけなので、なんとも言えませんが、でも予告編だけで感動しちゃいました(それも音声なしで)。それってある意味すごくない?
日本のVFXって、怪獣や妖怪やヒーローもあるけど、こういう静的な使い方がいいかも。「ピンポン」の曽利文彦監督もそんなとこありますしね。
というわけで、映画館できちんと観たい映画です。

always3.jpg

原題:ALWAYS 三丁目の夕日
監督・脚本・VFX:山崎貴
エグゼクティブプロデューサー:阿部秀司 、奥田誠治
原作:西岸良平
脚本:古沢良太
出演:吉岡秀隆、堤真一、小雪、堀北真希、三浦友和、もたいまさこ、薬師丸ひろ子
公開:2005年11月(東宝)

公式サイト:http://www.always3.jp/
posted by Kadwaky悠 at 22:55| ロサンゼルス ☁| Comment(1) | TrackBack(1) | 邦画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

メゾン・ド・ヒミコ

観ル気ナカッタケド、細野さんだからなあ…

ゲイのための老人ホームを舞台に、田中泯扮する癌で余命幾ばくもないゲイの父親とオダギリジョー扮するその若い恋人、そして柴咲コウ扮するゲイの父の娘の3人を中心としたヒューマンドラマ。

監督の犬童一心と脚本の渡辺あやが「ジョゼと虎と魚たち」に続いてのコンビとなる。
「ジョゼ〜」は観たけど、今回ゲイだしなあ…と思ってあまり興味の対象にはしていなかったのだけれど、音楽担当を観てどきり。細野さんじゃあ〜りませんかあ〜。

細野晴臣、まあ言わずと知れた音楽家ですが、あまり知られてなかったりして。
はっぴいえんど、YMOと激動の音楽シーンで常に一歩前で牽引役を務めてきたお人です。松本隆や松任谷正隆、坂本龍一などの陰でいい仕事してきたんですよ。

そんな細野さんは、映画音楽も実は結構そつなくこなしてらっしゃいます。
1974年の高橋洋子主演「宵待草」が最初で、この頃はティンパンやってた頃ですね。それから北原佐和子主演の「夏の秘密」これはよく知らないです、ごめんなさい。
そして、NHKの人形劇「三国志」のテーマ曲を手掛けて(これYENレーベルなんだよね)、アニメ「銀河鉄道の夜」「源氏物語」、「ウンタマギルー」の高嶺剛監督の沖縄映画「パラダイスビュー」、巨匠・吉田喜重監督の「人間の約束」、ビートたけし企画・主演「ほしをつぐもの」と畳み掛けるように映画音楽やってます。同時に、CMや国際イベント(ユニバーシアード福岡大会など)いろんなことやってんですよね。

細野さんの音楽は映画食っちゃうぐらいいいんです。「源氏物語」なんてその最たるもの。音楽が良すぎて映像がついていけてない。「ほしをつぐもの」なんかはそのファンタスティックなストーリー設定とビートたけしの演技とで妙にハマってました。

ただ、「パラダイスビュー」がまだ観れてないんです。これ細野さん出演もしてるのに、レンタルショップ探してもどこにもない。誰かどこで借りれるか教えてください。

ということで、そんなことにならないためにも、メゾン・ド・ヒミコは観といた方がいいかも…

main.jpg

原題:メゾン・ド・ヒミコ
監督:犬童一心
プロデューサー:久保田修、小川真司
脚本:渡辺あや
音楽:細野晴臣
出演:オダギリジョー、柴咲コウ、田中泯
公開:2005年8月(アスミック・エース)

公式サイト:http://himiko-movie.com/
posted by Kadwaky悠 at 22:02| ロサンゼルス ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | 邦画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。