2007年06月02日

20世紀少年

この未曾有の傑作が本当に実写映画として成立するのか?!

20c.jpg

ぼくがマンガのブログやいたるところで取り上げた、
http://blog.goo.ne.jp/jinfs/e/76533b7c82f3e6a3b7d0374ad647f32c
いまもっとも気になっているマンガのひとつである、
浦沢直樹の「20世紀少年」「21世紀少年」(いずれもビックコミックスピリッツ連載)が来年いよいよ実写映画化することは昨年の暮れに発表されていたが、ようやくその監督が決まった。

その人の名は、堤幸彦。
このブログでも既出ではあるが(http://cinemovie.seesaa.net/article/16102823.html)、ぼく的にはおそらく一番適任な人選だと思う。他に考えられるとしたら、「ALWAYS 三丁目の夕日」の山崎貴(http://cinemovie.seesaa.net/article/7312974.html)。彼なら60年代後半のケンヂたちの少年時代の作りこみはばっちりなはず。それにそのVFXの匠みさで戦闘シーン、ウィルスによる殺戮シーンも含めリアルな映像が期待できそうな気がする。あとは三池崇史ぐらいしか思いつきません。

そんな中で、堤幸彦になったのは、やはり舞台となる世界が21世紀の現代と登場人物の回想と“ともだち”が作り上げたVAの、複数の時間軸の中で、さらに虚構と現実、真実と嘘が入り乱れるミステリーであるため、その辺を映像化できるのはこの人しかいないかもしれない。

ただ懸念は残る。もともとテレビ演出で定評があり、「IWGP」「ケイゾク」「トリック」では見事に堤ワールドを完成させた人ではあるが、そのためかテレビサイズに収まって出れないでいる気がする、ということを前回のブログで書いた。
そういう意味では、その後の彼が手懸けた映画を見る必要がある。
「明日の記憶」「大帝の剣」「サイレン」そして、公開が待たれる「自虐の詩」「包帯クラブ」これらが堤ワールドをスクリーンサイズへと押し上げるものになっているのなら、ぼくは十分期待していいのではないかと思う。特に「明日の記憶」の完成度がぼくにとってはとても重要である。この作品が映画として成り立つならぼくは今回の人選を十分納得できると思う。

ところで本題であるが、今回の映画が3部作になることは、5月28日発売のスピリッツの浦沢直樹と堤幸彦の対談の中で語られえている。つまり総時間6時間ぐらいの映画になるのだろう。
原作の展開から推測すると、第1部がコミックス8巻3話まで「血の大晦日でケンヂが行方不明になり、ともだちの世界が始まるまで」第2部がコミックス15巻12話まで「ともだちがローマ法王を助け再び世界が滅亡」そして第3部が「ケンヂが復活し、ともだちと戦い、真実が明らかになる」となるのだろうか。
しかしながら、マンガ的表現と映画的表現は似て非なるものである。マンガ同様の時間軸や展開は映画では困難な気がする。ましてや6時間という制約もあるわけだし、現実的には映画用のストーリーが新たに作られるのではないか、それは、今回原作者である浦沢自身が脚本を手懸けることからも容易に想像できる。「PLUTO」で手塚治虫の鉄腕アトムをリメイクしたように、まったく違う形に変わっても個人的にはある意味おもしろいのだけど・・・ファンは納得しないかもしれないけどね。

ところで、キャスティングについてネタ元がどこかはわからないが、mixiあたりで話題になっているのが、「ケンヂ役に三上博史」というもの。まあ、ちょっとかっこよすぎな気がするけど、汚くしたら見れなくもないかなあ・・・彼の演技はぼく的にはOKなんで、別に大きな違和は感じないけど・・・あとユースケ・サンタマリアはぼく的にはNOでお願い。

まだまだ監督が決まっただけなので、これから徐々に具体的な情報が出てくるだろう。これから新着情報ごとに随時アップしていきたいと思うし、同時に現在進行しているマンガの最終章については別のブログでレビューしたいと思う。

とにかく、この作品がいま個人的にもっとも注目すべき映画となってしまったわけだ。

20c-movie.jpg

原題:20世紀少年
監督:堤幸彦
原作・脚本:浦沢直樹
製作:日本テレビ
公開:2008年(東宝系)

公式サイト:http://www.20thboys.com/
posted by Kadwaky悠 at 01:38| ロサンゼルス ☀| Comment(1) | TrackBack(5) | 邦画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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