2009年08月29日

20世紀少年−第3章−ラスト10分間の謎

いよいよ20世紀少年の3部作の最終章、
サブタイトル「ぼくらの旗」が明日8月29日公開となる。

今回のラスト10分をあえて伏せたことが本当に吉とでるのか?

ぼくらは漫画版で同じような思いをすでに実体験している。
多くの謎を残したまま、20世紀少年がいきなり終了し、
しかし約半年後に21世紀少年として復活した時のように、
ぼくらはまたもや不安な期待を膨らませてしまう。

しかし、漫画版は結局多くの疑問を残したまま、
わだかまりは解消できていない。

だから、ぼくはこの映画版はきちんと終わらせてほしいのだ。

浦沢はこの物語は「ともだちが誰か?」ということを問う謎解きの物語ではないと
明言したが、映画版は結局この「ともだちが誰か?」をキャッチコピーとして
最終章を宣伝している。

漫画版とは明らかに違う展開が映画版にはある。
それを予告編やガイドブックに掲載されたシーンの中で
連想してもいいかもしれない。

もっとも違うのは、
ともだちの死に方と、生き返り方だ。
漫画版では「ともだち=フクベエ」という流れの中で、
フクベエは死に、新たなともだちが出現することになる。
しかしながら、映画版ではともだちが誰なのか、いまだにわかっていない。
一度死んで復活してもである。

そして、第2章で描かれるヨシツネとともだちの関係だ。
オッチョとともだちが対峙したラストシーンで出てくる回想には、
漫画版でのラストに出てくる、すべてのきっかけになった可能性のある
地球防衛軍バッチ事件のエピソードに、ヨシツネがなぜか万引き犯として
登場する。
さらには、「もうひとつの第2章」で波春夫が会ったともだちは、
ヨシツネと同じ近眼メガネをしていた。

ここでわかるように、最終章ではヨシツネ=ともだちというミスリードが
ひとつのポイントとして、意図的に設定されているように思うのだ。

もうひとつの相違点として、大きくなったともだちのツーショットがある。
漫画版ではあくまでともだちはひとりで、途中で入れ替わったことになっているが、
映画版では同時に登場している。

ここで、どこかのカキコミで出ていたが、
第1章に出てくる、原っぱメンバー以外の同窓会のメンバーの中で、唯一最終章に登場する人物がいる。
石橋保が演じるキャラクターである。彼が何らかの役割を果たすのだろうか。

漫画版でぼくらは浦沢と長崎に操られた。
しかし、映画版でもまんまと操られている。
期待を裏切られながら、それでも常に彼らが創り出したムーブメントに
乗っかっていないと不安になるのは、単純に好きだからだろう。

だからぼくはどんな結末になっても素直に受け止める。
それがぼくに課せられた使命なのだ(藁)

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原題:20世紀少年<最終章> ぼくらの旗
監督:堤幸彦
原作・脚本:浦沢直樹
脚本:長崎尚志
音楽:白井良明
出演:唐沢寿明、豊川悦司、常盤貴子、香川照之、平愛梨、藤木直人、石塚英彦、宮迫博之、佐々木蔵之介
製作:日本テレビ
公開:2009年8月29日(東宝系)

公式サイト:http://www.20thboys.com/
posted by Kadwaky悠 at 00:21| ロサンゼルス ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 邦画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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