2010年12月01日

「スペースバトルシップ ヤマト」の失敗

「スペースバトルシップ ヤマト」の失敗が、
森雪の配役を沢尻エリカから黒木メイサに代えたことと、
それにより古代進の配役も木村拓哉ではなく役所広司にするべきだったのに
しなかったことに起因していたとしてもしかたがない。

なにせダイワハウスにしろエプソンにしろ、成功例としてはまだ未成熟だし、
日本アカデミー賞受賞の山崎貴がCMごときの二番煎じなんてできるわけもない。
それよりもキムタク神話にあやかる方がよっぽど真っ当だろう、と考えても仕方がない。
しかし、だからと言って成功するとは限らないのだ。

予告編を見せられて誰もが思っただろう。これは学芸会かと。
もしくはかくし芸大会のドラマ部門かと。
ただのコスプレに、バリバリのCG乗せただけのVFX、
特にヤマトが地球から飛び立つときの、コクピット部分に当たって砕ける岩のシーンは
気持ち悪いほどのベタなCGだ。
予告編でこんなの見せたら、本編はどうなってんだって好奇心ていうか怖いもの見たさで
みんな観にいきますよね、絶対!!
すでに試写会で観てしまったみんなは「デビルマン以来の駄作」と罵声を浴びせている。
蛇足ながらぼくはそこに「鉄人28号」も加えたい。

しかしながら、ぼくも含む40代の男性は、テレビアニメの放送当時、
そして劇場版公開当時の少年期にヤマトと出会い、ヤマトと育った世代となってしまった。
それは運命的なのだ。
のちに「銀河鉄道999」や「機動戦士ガンダム」によりアニメブームは固定化するが、
その以前に「ヤマトブーム」を巻き起こしたのだから、今日の石杖的な確固たる地位に
あるのは間違いない。

だから、この映画は運命的に観なくてはいけない。それは責任なのだ。
西崎が関わっている以上、どんなに駄作だとしてもヤマトの公式の作品として認めざるを得ない。
そしてそれがどんなに駄目だったのか、大いに語ろうではないか。

実写ヤマトポスター1.jpg

原題:SPACE BATTLESHIP ヤマト
監督・VFX:山崎貴
原作:西崎義展
脚本:佐藤嗣麻子
出演:木村拓哉(古代進)黒木メイサ(森雪)柳葉敏郎(真田志郎)緒形直人(島大介)西田敏行(徳川彦左衛門)高島礼子(佐渡先生)堤真一(古代守)橋爪功(藤堂平九郎)山崎努(沖田十三)伊武雅刀(デスラー)
公開:2010年12月1日(東宝)

公式サイト:http://yamato-movie.net/
posted by Kadwaky悠 at 12:55| ロサンゼルス ☁| Comment(19) | TrackBack(0) | 邦画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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